James Hunter Sixは心地良い眠気を誘う

帰宅して濡れた服を着替えてグダグダしてたら昼。しゃかりき駐在さんを見終わる頃には睡魔が襲ってきた。

わ、小っさ(笑)

外も暗く時間がわからないままゴロゴロ。
おおそうだ、James Hunterまだ聴いていない、ということでAmazonの箱を開けて聴き始める。これがまた実にグルーヴィーな音楽で再び眠りに誘われる。

Ray Charles meets Bobby "Blue" Bland meets Jacky Wilson meets Sam Cooke という例えで分かってもらえるか不安なのだが、既視感(既聴感?)があるようでいてやっぱり新鮮に感じる不思議な楽曲と演奏。

以前読んだ、いわゆるアルドンミュージック界隈のソングライター達について書かれた、魔法の音楽 アメリカン・ポップス黄金時代とその舞台裏、という本の中で、Leiber and StollerやCarol King達が一様に曲作りにおける熱量をもたらす要素としてラテン音楽からの影響を語っていた。その影響の大きさは同時代の黒人音楽においても同様で、Ray CharlesのMary Annにしろ、Chuck WillsのFeel So Badにしろ、別に気まぐれやたまたまでラテン調のリズムの曲を作っていたわけではないのだ。

James Hunterの音楽には、その時代の音楽が吸収したラテンのフレーバーもきっちり成分中に含まれていてそこが未だに新鮮に感じる。意図的かどうかはわかないが、そうだと思いたい。